好きな小説

高校生の初めくらいまではあまり本を読む人間ではありませんでした。漫画やラノベは読んでたけど、難しそうなものは全く読んでませんでした。高校生で朝の読書タイムがあって図書室をぐるぐる回っても全然読みたいものがなくってやっと手にとったのが当時話題だった本だったのですが全然面白いと思えなくて読書ってこんな修行のようなものなんだと思いました笑  


ある時、模試でものすごく惹かれる小説に出会いました。それが宮本輝の星々の悲しみでした。模試なので小説の一部しか載ってなかったのですが凄い引き込まれてタイトルをメモして早速ブックオフに行きました(ブックオフかい) 


予備校生がカフェに飾ってある星々の悲しみという絵を盗むお話なんですけど(ざっくりしすぎ笑)主人公は勉強を放擲して図書館で外国文学に浸っているのですが表現が美しいんです。


【ネオ・ルネッサンス風の、年代物の図書館の書架に眠るまだ読んでいない無数の小説のひとつひとつが、ぼくの視界の及ばないところでひそんでいる星々のきらめきと同じように思えてきたのだった。】


【薄命の画家が「星々の悲しみ」の中にはめ込もうとして果たせなかったものを、さらにはここまで読みふけった百数十篇の小説が、語ろうとしてついに語れなかったところのものを、ぼくはあの瞬間に、かすかに垣間見た筈ではなかったかと。】


勉強しようしようと思ってしないところは自分にも重なるし笑 図書館、勉強、読書など私の好きなポイントが最高に素晴らしく書かれています。


好きすぎる作品なのに文才がなくてうまく伝えられません。


この作品にガツンと出会ってから本を読むようになりました。読書のスピードは亀さん並ですが。

教養を身につけてもっと読書を楽しめる人間になりたいです。